【入居後④】トイレの音漏れは開き戸と引き戸の差より配置が重要

家づくり

皆さま、どうも。
ひろし&みさえです。

前回のこちらの記事では、「入居後レポート」の第3弾として「玄関の手洗い場」について紹介しました。

第155回目の記事となる今回は、第4弾として、「トイレの音漏れ問題」について書きたいと思います。

トイレの音漏れ防止には開き戸にした方が良い?

一般的に、開き戸よりも引き戸の方が音漏れしやすいと言われています。

なぜなら引き戸は、ドアを横に滑らせて開閉する構造上、床もしくは天井に完全には密着しておらず、わずかな隙間があるからです。

一方の開き戸は、ドアを閉めれば隙間がなくなり気密性も高まることから、音漏れがしづらくなります。

このことから、音漏れが気になるトイレについては、遮音性の観点から開き戸をお勧めされるケースが多いようです。

しかし、果たしてどのくらいの差があるのでしょうか。

開き戸と引き戸のトイレがある我が家の感想

我が家には1階と2階でトイレが2つあり、それぞれ開き戸と引き戸になっています。

実際に住んでみての感想としては、正直、

開き戸と引き戸で音漏れに大きな差は感じない

ということです。

例えば、水を流す音やトイレットペーパーを巻く音は、開き戸でも引き戸でも聞こえてしまいます。

確かに、開き戸の方が多少は静かかな?というのはありますが、あくまでも“僅かな差”のように思えます。

トイレの音漏れはドアで解決できるレベルではない

我が家は開き戸も引き戸も積水ハウスによるものなので、標準以上の質であるはずです。

それでも音漏れがあるということは、結局、トイレの音漏れは基本的にドアだけでは解決できないということだと思います。
それこそ防音ドアを設置するなら話は別ですが…。

結局、実際に住んでみた我が家の結論としては、

音漏れにはトイレの配置を工夫するしかない!

ということです。

便器の配置は扉に“平行”ではなく“垂直”がお勧め

配置の工夫として、まずトイレ内の便器の配置の話です。

基本的に、トイレ内の便器の配置は、下の2つに分けられると思います。

<扉と平行パターン>


<扉と垂直パターン>

この2つは、トイレ自体の大きさは全く同じです。

しかし、扉と平行パターンの場合、すぐ側の扉から音が漏れやすくなってしまいます。

一方、扉と垂直パターンの場合は、便器と扉の間に距離ができるため、少しは音が軽減されます。

そこで、間取り上、可能であれば、<扉と垂直パターン>の配置をお勧めします。
※ただし、奥行が浅いと効果は薄くなります。

トイレをリビング直結にすると後悔する!絶対に廊下を挟もう!

次に、トイレ自体の配置、つまり間取りの話です。

我が家では、上記の<扉と垂直パターン>で配置し、かつ開き戸のトイレがありますが、それでも音漏れを防ぎきれていません。

あくまでも、平行よりは垂直の方が“マシ”、引き戸よりは開き戸の方が“マシ”であるだけで、結局音漏れを完全に防ぐことはできないのです。


そこで、絶対的に必要なことは、

リビングなど人が集まる場所とトイレが直結につながるような間取りにしない

ということです。


つまり、リビングから直接トイレのドアを開けるような配置はお勧めできません。


我が家の場合、リビングを出て、廊下を挟んでトイレがあります。

そうすることで、

リビングのドア→廊下という空間→トイレのドア

という2つのドア&空間で音を軽減させることができます。

実際に暮らしてみると、このような間取りにしてもなお、リビングがシーンとしていると少し音漏れに気を使うくらいの感覚です。
リビングでテレビなどがついていたら全く気にはなりませんが…。

ということで、最低限、廊下を挟んでトイレを設置することを強くお勧めします。



ということで今回は、トイレの配置関係の話でした。

次回は、トイレの設備的な観点での入居後レポートを書きたいと思います。

それでは皆様、またね、またね、またね!

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