【内装⑧】キッチン編(ラクシーナから「Lクラス」に変更!?)

家づくり

皆様、どうも。
ひろし&みさえです。

第68回目の記事となる今回は、パナソニックのショールームでキッチンを決めた話です。

前回の続きとなりますので、読んでいない方はまずこちらの記事からご覧ください。

「ラクシーナ」では嫁みさえのこだわりを実現できないことが判明…。

パナ担当者「大変申し訳ないのですが…。ラクシーナでは、ご要望に沿うことができません。」

ひろしみさえ「えっ!」


単なる「最終確認」のつもりだったキッチンに一気に暗雲が立ち込めます…。


パナ担当者「ラクシーナの場合、選べる天板は端に隆起や溝が入るタイプのみになります。」

みさえ「えーー。完全なフラットにはできないんですね…。」

パナ担当者「はい…。また、キッチンのリビング側の収納扉ですが、これもラクシーナの場合は、取っ手無しのタイプは選べません。」

みさえ「そうなんですね…。」

ひろし「つまり、今回の嫁の2つのこだわりはラクシーナでは実現できないということですね…。」

パナ担当者「はい、申し訳ございません…。」

パナソニックが誇る高級志向キッチン「Lクラス」が登場

パナ担当者「今回、お客様がこだわりをお持ちのポイントに対応できるのは、「Lクラス」のキッチンになります。」

ひろし「Lクラス?」

パナ担当者「はい、Lクラスというシリーズであれば、完全にフラットな天板が選択できます。また、リビング側の収納扉も取っ手レスのプッシュオープン仕様のものを選択できます。」

みさえ「おお…!」

ひろし「すごいですね、Lクラス!でも、お高いんでしょう?」

パナ担当者「はい、ラクシーナに比べたら…(苦笑い)」


はい、「Lクラス」はお高いのです。

パナソニックのキッチンは大きく3つに分かれます。
1つ目は、スタンダードなシリーズの「ラクシーナ」
2つ目は、リフォームにお勧めな「リフォムス」
3つ目は、洗練されたデザインと細かなプランが用意された高価格帯の「Lクラス」です。

ラクシーナは、細かな部分の選択肢がある程度限られている代わりに、手が届きやすい価格に設定されているわけです。

「Lクラス」は、HPにも「Lクラスキッチンでは、素材の風合い、手ざわり、使い心地にいたるまで、一人ひとりのこだわりを叶えるべく、豊富で細やかなプランをご用意しました。」と記載されているだけあって、選択肢の多さが抜群です。
その一方、ラクシーナと比べると、基本的に大幅なコストアップが見込まれます。

我が家にとっての「Lクラス」キッチンのメリット

「Lクラス」にするとお値段が上がると言われ、悩む我が家。
そこで、我が家が「Lクラス」にするメリットがどこにあるのか考えてみました。


「Lクラス」にする我が家的なメリット

(絶対的なメリット)
・天板を完全にフラットなタイプにできる(嫁のこだわり)
・リビング側の収納扉を取っ手無しタイプにできる(嫁のこだわり)

(必須では無いメリット)
・標準仕様で、食器洗い乾燥機のランクがアップする
・標準仕様で、引き出しが「ワンダFULLキャビネット」になり、フルオープンで奥まで引き出せるものになる
・標準仕様で、引き出しの底版が「ステンレス貼り」となり、美しく掃除がしやすい
・Lクラスクラブという、Lクラスオーナー限定の会員になれ、保証期間の無償延長などのサービスを受けられる

このような感じです。


「Lクラス」にすれば、パナソニックのキッチン関係の仕様やパーツはすべて選び放題になるような感じなので、自分好みのこだわりたっぷりの高級キッチンにすることも可能です。

しかし、やはり我が家的には、基本性能は「ラクシーナ」で充分なのです。

食器洗い乾燥機のグレードアップも、ワンダFULLキャビネットも、ステンレス貼りの底板も別に必須ではありません。
Lクラスクラブはなんとなくカッコいいから会員になりたいけど、これも必須ではありません。

つまり、上記のとおり、我が家が「Lクラス」にする絶対的なメリットは「天板と取っ手だけ」となります。

それだけのために、値段の高い「Lクラス」にするべきなのか…。

悩む我が家…。

お金が無くても「Lクラス」の天板と取っ手にしたい我が家の作戦

我が家は「はい、そうですか。」と簡単にLクラスにするほどの金銭的余裕はありません。

むしろ、こちらの記事のとおり、洗面所で予算よりも+25万という危機的状況です。

そこで、2つの作戦を繰り出します。

その1 ラクシーナに追加してもらう作戦

ひろし「パナ担当者さん、ご相談なのですが…。」

パナ担当者「はい、なんでしょう?」

ひろし「正直、我が家的には基本のベースはラクシーナで充分なんです。そこで、ベースはラクシーナのまま、追加料金を払って天板と取っ手だけ「Lクラス」でしか選択できないものを付けていただくことは可能でしょうか。」

パナ担当者「うーーーん。」

ひろし「当然、施工にかかる手間賃などもお支払いしますので…。」

パナ担当者「厳しいと思いますが、一度確認してきます!」

ひろし「すみません、お手数をおかけします。」


(席を外すパナ担当者)

(5分後)


パナ担当者「お待たせしました。そして、すみません、やはりだめでした。」

ひろし「そうですか…。すみません、ご検討ありがとうございました。」


あっさり引き下がるひろし。
というのも、ひろしも薄々この作戦は厳しいことを気づいていました…。

なぜなら、パナソニックからすると、天板、取っ手、扉材、シンクなどの選択肢が大幅に広がるということも「Lクラス」だからこそのメリットとして宣伝しているのです。

それなのに、ラクシーナの人にもそれを許してしまったら、ある意味で「Lクラス」のメリットの一つが無くなってしまうことになります。
Lクラスが値段が高くても一定の層に売れる理由は、顧客が「特別感」を感じるからです。

パナソニックにとっては、「Lクラス」の顧客を守るという意味でも、我が家の要求に応えられないだろうというのは想像できました。

でも、でも、でも!

ワンチャンスあるかなーと思って少し期待しましたが、やはりダメでした。笑 

こうして、作戦その1はあっけなく終了しました。

その2 Lクラスの「最安仕様」でラクシーナの「積水ハウス標準仕様」に対抗する作戦

作戦その1が失敗に終わっても、諦めない我が家。

続いて、ひろし大本命の作戦が繰り出されます。


ひろし「ラクシーナにも、シンクや食器洗い乾燥機、その他様々なパーツにある程度のランクというか、選択肢の幅があると思いますが、積水ハウスの場合、標準で結構良いランクのものが入ってるって言ってましたよね?」

パナ担当者「そのとおりです。積水さんの場合、標準で良いものが入ってますよ!」

今回のショールーム訪問において、冒頭で改めて商品説明を受けた際、パナ担当者から「これはグレードが高いものになりますが、積水ハウスなら標準仕様でこれになるのでご安心ください。」という言葉を何度も聞いたひろし。
これが作戦その2につながっていきます。

ひろし「ということは、現在の我が家の見積もりに入っているラクシーナは、ラクシーナの中でも値段的に安い仕様ではなく、割と高めの仕様が入っていますかね?」

パナ担当者「そうですね。ラクシーナの中でも良いグレード、パーツとなっているので、安い値段設定にはなっていません。」

ひろし「なるほど。次に、Lクラスの方ですが、選択肢の幅が広いってことは、当然安い仕様のパーツも選べるってことですか?」

パナ担当者「はい!例えば天板、取っ手、扉などは形もそうですが材質などで大きく値段が変わってきます。そういったパーツは安い仕様を選んでいただくことができます。」

ひろし「なるほど。それでは、食器洗い乾燥機やシンク、天板、取っ手、扉などをすべて一番安い仕様で揃えたLクラスの値段を知りたいのですが、選んでいいですか?」

パナ担当者「はい!それはもちろんOKですよ!」


こうして、パナ担当者と「Lクラス」の最安パーツから好みのものを選ぶ作業の開始です。
フラットな天板と、リビング側の取っ手無し収納扉という嫁みさえのこだわりポイントは確保し、それ以外は「Lクラスで最も安い仕様」という範囲の中から気に入るものを揃えました。


(1時間後)


パナ担当者「お疲れ様でした!これで決めることは以上です。」

ひろし「ありがとうございます。で、価格はどうなったでしょうか?」

パナ担当者「今から計算しますね!」

みさえ「お願いします!ドキドキだなー。」


端末を叩いて作業するパナ担当者。


(待つこと5分)


パナ担当者「出ました!」

ひろしみさえ「はい!!!」

パナ担当者「定価ベースで計算しましたが、今回選んでいただいたLクラスの仕様と、ラクシーナの積水ハウス標準仕様の価格を比較すると…、




差額はほぼ無しです!!!


ひろし「きた!!!」

みさえ「オッケーイ!」

パナ担当者「いやー、私も意外でしたが、本当にほぼ変わらない金額ですね。」

ひろし「良かった!ではLクラスで積水ハウスに見積もりを送っておいていただけますか?」

パナ担当者「わかりました。見積書等は別の部署で作成しておりますので、そこに今回選んでいただいたLクラスの仕様を連絡し、見積書をつくって積水ハウスに送るよう伝えておきます!」

ひろしみさえ「ありがとうございます!!!」


こうして、嫁みさえのこだわりであったフラット天板と取っ手無し収納扉が実現し、我が家の作戦は大成功で幕を閉じた






はずでした…。


次回、「急転直下!やっぱりLクラスには出来ません!!!」をお送りします。
果たして何が起こったのでしょうか?

それでは皆様、またね、またね、またね!

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