皆様、どうも。
ひろし&みさえです。
第28回目の記事となる今回は、戸建てに自転車置き場が無くて困る問題です。
マンション等には常設されている自転車置き場。
自転車利用者にとっては必須です。
しかし、家づくりにおいては忘れがちで、多くの方が後悔してしまうポイントになります。
自転車置き場が忘れられてしまう理由は以下のとおりいくつか考えられます。
・間取りなどの家の中のことに意識をとられて忘れてしまう
・車の駐車場所は考えるが、自転車はなんとかなると思いがち
・今自転車乗っていない場合、全く頭に無い
(将来、子どもを含め絶対に自転車置き場が必要になることを予想できていない)
このようなことが理由でなにも考えずに家を建てると、自転車の置き場所に一生苦労することになります。
また、置き場所によっては、家のお洒落度に大きく影響したり、毎日ストレスを感じながら自転車を使うことになります。
そこで、家の設計段階から自転車置き場を意識すべき理由について挙げていきます。
自転車の置き方次第で、家が生活感丸出し&外回りが乱雑な印象に…。
ひろし&みさえは家づくりの参考とするため、たまーに街を散歩しながら家を見学することがあります。
そこで結構多いのが、自転車を家の脇や玄関前に無理やり止めているケースです。
皆様も見たことがあるのではないでしょうか。
それを見て思うのですが、自転車って、ものすごく生活感が出るんですよね。
せっかく家の外観が美しいのに、ママチャリや子供の自転車が無造作に停めてあると、もったいないなと思ってしまいます。
さらに、外まわりもごちゃごちゃして、乱雑な印象となってしまいます。
一方で、車が停まっていてもそこまで気にならないのは、駐車場にきちんと「収まっている」からです。
これって意外と大事なんですよね。
自転車も同じことが言え、駐輪スペースをしっかり用意してそこに停めると、まとまりが出て、収まりが良くなり、悪目立ちすることがなくなります。
自転車置き場をうまく設置しているお宅は、よく考えているなーといつも感心してしまいます。
自転車置き場は基本的には屋根が必要。家との統一感を意識すべし!
自転車は空いているところに停めればよい!という考えがNGなのは、自転車も雨風からある程度守ってあげる必要があるからです。
自転車は、雨ざらしだと錆びてしまい劣化します。
さらに、電動自転車なら、雨に長時間濡れてしまう状態は絶対NGです。
今は電動自転車じゃない方も、新築予定地は坂が多いとか、将来子どもが出来て送り迎えをしなきゃいけないとか、年を取って足腰が弱くなるなど、様々な理由で必要になる場合があります。
そこで、基本的に自転車置き場にも屋根が必要となります。
後付けではなく、設計段階からこのことを考慮にいれ、自転車置き場の屋根も家と統一感をもたせることができれば、家がぐっとお洒落になります。
将来にわたる必要台数と停めやすさ&出しやすさを考えてスペースを確保すべし!
駐輪スペースにどのくらいの広さを確保するかを検討するうえでは、まず、将来にわたる必要台数を考える必要があります。
・夫婦で使いたいなら2台?
・将来子どもは?
・年を取ったあとは?
そう考えると、ある程度余裕があったほうがより良いです。
また、毎日使うため、停めやすさ、出しやすさを意識する必要があります。
2台停めれるけど、奥の1台を出すには手前の1台をずらさないといけないような配置、スペースではストレスです。
外構工事もすべて完了し、玄関ピローの整備や木を植えたりした後で自転車置き場のことを思いついても、もうスペースの確保は困難になります。
そのため、設計段階から、自転車置き場のスペースの確保、停めやすさ・出しやすさを意識した配置などのトータルコーディネートを行う必要があります。
玄関から自転車置き場への導線を意識すべし!
玄関から自転車置き場への導線も重要です。
可能なら、雨に濡れることなく行き来できるのがベストです。
それには、設計段階から要望を伝えて、まず、自転車置き場と玄関が離れすぎないようにすること。
さらには、家の軒や庇との兼ね合いも出てくるので、それらが利用できるなら利用するべきです。
少なくとも、玄関から離れて、家をぐるっと回らないと自転車が置けないような導線は避けるべきですね。
カーポートの空きスペースに自転車を置くリスクを意識して対策を講じるべし!
車を持っている方は、カーポート(駐車場)の空きスペースに自転車を置けば良いと考えると思います。
しかし、車1台の予定でカーポートを設置した後で、空いているスペースに自転車をとめようとするのは無理があるから注意が必要です。
なぜなら、自転車の出し入れの度に苦労するうえ、車をとめるときにもかなり窮屈になります。
さらに、風で自転車が倒れて、車に傷がついたという事例も多くみられます。
そのため、カーポートと併用する場合でも、
・車と自転車の両方を置くことを想定したスペースを確保すること
・車側と自転車置き場側の間に仕切りをつくること
などの工夫が必要です。
最近は、カーポートも様々な種類のものがあり、車+自転車を意識した大きめの屋根を持つタイプや、柱を挟んで車と自転車のスペースを分けたタイプなどがあります。
しかし、元々のスペースが無いとこれらも設置できないため、まずは、設計段階から、車だけでなく自転車置き場も意識して場所を広く確保することが重要です。
電動自転車2台体制の我が家には必須だな。
うむ。将来的には車も欲しいから、車1台+自転車2台分は意識して考えよう。
いかがでしょうか。
見逃しがちな自転車の置き場所問題ですが、あらかじめ意識しておくことで、家が完成した後の見た目、使いやすさに大きく差がでるはずです。
少しでも、参考になれば幸いです。
それでは皆様、またね、またね、またね!