皆様、どうも。
ひろし&みさえです。
第51回目の記事となる今回は、積水ハウスとの契約手続き編のpart3です。
前回のこちらの記事で、引き渡し前の建物への損害は積水が負担してくれる、という施主にとっては最高の条文が契約書にあることを書きましたが、今回は引き渡した後の保証についてです。
多くのハウスメーカーがアフターフォローや長期保証をアピールしている中、積水ハウスの保証が特に凄いと言われている理由が契約書にありましたので紹介します。
同じ「30年保証」でも中身は全く違う!
競争の激しい住宅業界。
多くのハウスメーカーが長期保証をアピールしています。
10年保証から60年保証までその年数は様々です。
しかし、保証の年数だけで判断していませんか?
ハウスメーカーの保証には、実は年数だけでは見えてこないカラクリがあるのです。
それでは、長期保証の中で最近増えている「30年保証」を例にとって説明します。
以下の3社は、広告やHPでは同じように「30年保証」を謳っています。
A社
→30年の長期保証(10年ごとに有料にて点検を実施。その際、補修が必要な箇所についてA社規定の有償補修工事を行うことが条件)
B社
→30年の長期保証(10年ごとに無料で点検を実施。その際、補修が必要な箇所についてB社規定の有償補修工事を行うことが条件)
C社
→30年の長期保証(10年ごとに無料で点検を実施。その際、補修が必要な箇所についてC社規定の無償補修工事を行うことが条件)
皆さんがイメージする30年保証はC社のように無料点検&無償補修ではないでしょうか?
しかし実際は、A社のように補修工事はもちろんのこと点検自体も有料である会社、B社のように点検は無料でも補修工事は有償である会社がほとんどです。
そして、この有償補修が結構高い…。
ハウスメーカーによる有償補修を行わないと保証が延長されないため、安い別の業者に補修を頼むこともできないというのがきついところです。
ハウスメーカー側は、30年保証!40年保証!50年保証!60年保証!と年数の長さだけを目につくようにアピールしがちですが、本当に大事なのはどのような条件でその長期保証となるのかということです。
積水ハウスなら点検も補修工事も無料で30年保証
積水ハウスは、基礎、柱、壁、床、屋根などの構造躯体部分や、屋根、外壁などの雨水の侵入を防止する部分は30年保証となっています。
しかも、10年点検時、20年点検時は点検料が無料、かつ点検により補修工事が必要と判断された箇所は積水が無償で補修してくれることになっています。(当然ですが、補修が必要になった原因が保証基準適用除外に該当する場合は有償です。例えば自分で車ぶつけて壊した!とかですね。)
このように、点検も補修工事も無料で30年間の長期保証を実現しているのは積水ハウスくらいです。
実は、積水ハウス自体も2018年くらいまでは20年間保証だったようです。
そのため、最近になってから積水ハウスと契約した方から、無料・無償という条件下では業界最長と言える30年保証が適用となっているようです。
ハウスメーカー業界の競争の激しさによる保証合戦の影響、また、積水ハウスの家づくりへの自信が表れていると思います。
この30年間基本的な補修費にお金がかからないことは、我が家が予算オーバーでも積水ハウスとの契約を決断する要因の一つとなりました。
30年以降は有料点検・有償工事により60年を超えても家が続く限り保証
施主にとっては最高の条件で30年間の長期保証が受けられる積水ハウス。
30年以降については、10年ごとに有料点検・有償工事を行うことで、その後10年間を保証してくれる制度となります。
つまり、これまた凄いことですが、30年以降は、10年ごとの点検、補修工事は有料になるものの、家が続く限りずっと保証してくれるということです。(ユートラスシステムと呼ばれています。)
実際は、40年程度住んだ段階で世代交代となり建て替えという流れになるのがほとんどかと思いますが、安心のシステムですね。
ちなみに、有償補修工事を行わず一度保証が切れたとしても、必要な有料点検&有償補修を受ければ、またそこから再保証が受けられるそうです。(これも業界では珍しいシステムです。)
防蟻処理(シロアリ対策)の10年保証もついている
ちなみに、契約書の保証項目で、地味に嬉しかったのが、防蟻処理(シロアリ対策)の保証も10年ついていたことです。
こちらの記事に書いたとおり、シャーウッドは木造ですが、適切な防蟻処理と独自構造によりシロアリには強い建物です。
しかし、保証はあるに越したことはないですよね。
いかがだったでしょうか。
これからハウスメーカー選びをするという方も、家の長期保証については気になる部分だと思います。
営業マンから話を聞く際には、ぜひ保証期間だけでなく保証が続く条件にも着目してみてください。
次回で契約編は最後です。
Part4となる次回は、契約書内の「工事内訳明細」に見る積水ハウスの優しさについて書きたいと思います。
それでは皆様、またね、またね、またね!