皆さま、どうも。
ひろし&みさえです。
前回のこちらの記事では、「入居後レポート」の第7弾として、「1階の無垢材挽板」の床材について紹介しました。
第159回目の記事となる今回は、第8弾として、「2階の突き板」の床材についての入居後レポートを書きたいと思います。
我が家が1階と2階で床材を変えた理由は、コスト面
我が家の床材は、共に朝日ウッドテックのものです。
そして、1階が「無垢材挽き板(ライブナチュラルプレミアムシリーズのラスティックオーク)」、2階が「突き板(ライブナチュラルシリーズのオーク)」と分けています。
この2つの違いについては、建築中に書いたこちらの記事の中で画像付きで紹介したとおりです。
前回の記事で1階の無垢材挽板の良さを入居後レポートしたとおり、正直、質が高くて見た目も足触りも良いのは1階の床材になります。
そんな中、我が家が2階の床材を変えた理由は、ズバリ、コスト面です。
ざっくりとした計算ですが、我が家がもし2階を1階同様に無垢材挽板にした場合は、約20万円のコストアップとなります。
コスト面でどこかは妥協しなければいけない中で、プライベートスペースとなる2階の床材までこだわる必要はないと判断しました。
それでは、そんな我が家の2階の床材に対する入居後レポートを行います。
1階に比べれば劣るものの、2階の突き板も悪くない
実際に半年以上住んでみた感想としては、2階の突き板も質自体は全然悪くないということです。
確かに、1階の無垢材挽板と比べてしまうと、見た目も均一ですし、足触りも劣ります。
ただ、それは家づくりを経験し、床材にこだわり、さらには無垢材挽板と比べたからこそはっきりとわかる違いだと思います。
突き板の床材自体は、シンプルで綺麗に整っており、良い意味で主張が少ないスタンダードなもので、品質は決して低くありません。
この半年間、2階にあがって、「やっぱり比べてしまうと1階の無垢材挽板の方が良いな」とは思いますが、「あー、この突き板の床材はちょっと残念だな」というような感覚にはなったことがないというのが正直な感想です。
木の種類や色を1階と揃えることでつながりは維持できる
我が家はリビング階段を採用しており、その部分は吹き抜けになっています。
そのため、1階と2階の空間は分断されず、ちょうど良いつながりが出来ています。
この場合、せっかく空間がつながっているのに床材が異なると違和感があるのではないかと心配するかもしれませんが、実際に住んでみたら全然そんなことありませんでした。
それは、我が家の場合、1階と2階で無垢材挽板と突き板という違いはあるものの、共に「オーク材」であり、色味も似ているからだと思います。
それを揃えるだけでも、1階と2階で違和感はなく、家全体の雰囲気は統一させることができました。
2階はベッドや机で床材が見える範囲は限られる
我が家の2階の間取りは、3つの寝室、ウォークインクローゼット、お風呂・洗面脱衣所・洗濯機スペース、トイレとなっています。
建築中は家具などを置いていない状態だったのでわかりませんでしたが、実際に暮らし始めてみると、2階の床材が見える範囲は意外にも少ないということに気が付きました。
というのも、まず、洗面脱衣所やトイレの床材はタイルを採用しているので対象外です。
次に、6畳の主寝室ですが、クイーンのベッドを置いているので、床の3分の2程度はベッドで隠れています。
こんな感じ↓
また、その他の2つの寝室も、シングルベッドと机を置くことで床材の半分以上は隠れています。
今後、本棚などを置き始めるとさらに床材が見えるスペースは限られるでしょう。
つまり、我が家の場合、2階を良い床材にしても、各寝室の半分以下のスペースと廊下しかその良さを感じられないことになります。
我が家は実際に住んでみて気付きましたが、建築中の方は、2階のスペースをどのように使うのか、さらにはどのくらいのスペースが家具で占領されてしまうのかということなどもふまえて、床材のランクを考えるというのもアリだと思います。
総合的に考えると2階の床材の選択に後悔はない
上記のように、
・2階まで無垢材挽板にすると約20万のコストアップ
・1階の無垢材挽板に比べると劣るが、2階の突き板の品質も悪くない
・木の種類を「オーク」で揃えることで家全体の統一感は確保できる
・2階の床材にこだわっても、結果的に見える範囲は限られていた
ということで、費用対効果などを総合的に考えると、我が家は2階の床材の選択に後悔はありません。
むしろ、2階は突き板にして良かったと思っています。
やはり、最優先すべきは1番長く過ごすリビングの床材(我が家の場合は1階)です。
そこは頑張ってお金をかける価値があると思います。
以上、コスト面から1階と2階で床材のランクを変えようとしている方の参考になれば幸いです。
次回は、リビング階段を採用したことに関する入居後レポートを書きたいと思います。
それでは皆様、またね、またね、またね!